「今月は売上が良かった」 「決算で利益も出た」 「でも通帳を見たら、お金がない…」
こんな経験はありませんか?
実は、売上・利益・お金は、それぞれ別のものです。
多くの経営者がこの3つを混同してしまい、「売上は伸びているのに手元のお金が減ってしまう」と悩んでいます。
目次
なぜ「売上・利益・お金」を区別する必要があるのか
多くの経営者は次のように考えがちです。
- 売上が増えれば利益が出る
- 利益が出ればお金が増える
しかし実際には、
- 売上が増えても利益が残らない場合がある
- 利益が出ていてもお金が増えないことがある
この違いを理解していないと、帳簿上は黒字でも資金繰りが苦しくなるという状況に陥りやすくなります。
売上・利益・お金の違いを「八百屋さん」で考える
難しく考える必要はありません。八百屋さんで考えてみましょう。
① 売上とは
お客さんが商品・サービスに支払った金額です。
例:りんごを100円で売った → 売上:100円
② 利益とは
売上から仕入れや経費を差し引いた額です。
例:りんごの仕入れ60円 → 利益:40円
ここまでなら多くの経営者が理解しています。
③ お金とは
実際に手元にある現金・預金のことです。
ここが重要なポイントです。
もし「売上」は計上されても、お客さんから「来月払うね」と言われたら?
- 売上:100円
- 利益:40円
- 手元のお金:0円(まだ入金されていない)
- 仕入れ支払い:60円(支払い済み)
- → 手元のお金:−60円
売上も利益もプラスなのに、お金はマイナスになってしまいます。
このズレが、経営現場で最も多い「お金が足りない原因」です。
なぜ「お金だけ」がズレていくのか
主な理由は2つあります。
① 入金と支払いのタイミングの差
売上があっても、入金は翌月〜翌々月になることが多いです。
一方で、仕入れや人件費は今月払わなければならない。
このタイミングの差が、資金繰りを苦しくします。
② 利益にならない支出がある
借入金の返済や設備投資は、お金は出ていくのに「経費」にはなりません。
だから、利益が出ていてもお金が減る、ということが起こります。
まとめ:まず見るべきは「手元のお金」
- 売上 = お客さんが支払った金額
- 利益 = 売上 − 経費
- お金 = 実際に手元にある現金
この3つは別物です。
売上が上がったから安心、ではありません。
利益が出ているから大丈夫、でもありません。
まず見るべきは「今、手元にいくらお金があるか」です。
あなたの会社は正しく区別できていますか?
もし、
- 売上は伸びているのに資金が足りない
- 利益は出ているのに現金が減っている
- 資金繰りに不安がある
そんな悩みがあるなら、まずは現状を整理することから始めましょう。
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